この度は、第2回リバくま交流会にご参加いただいた皆さま、暑い中のご参加ありがとうございました。今回の交流会では、熊本地震の復興において、熊本市の情報システム部門による、ICTを使った支援活動内容の報告や、リバイブ熊本の活動実施内容の報告、福島からゲストスピーカーをお迎えしての講演会など、前回以上に充実した内容となりました。
最初に、 「平成28年熊本地震 応急・復旧・復興業務 ICTによる貢献 」 と題して、熊本地震という県民がこれまで経験したことのない事態に際し、熊本市の情報システム部門が、どのような応急、復旧そして復興業務を行ったのか、そしてICTがどのように貢献したかについて、 熊本市総務局行政管理部 首席審議員 桐原光洋 様 から報告いただきました。今回の地震をきっかけに、モバイル端末等を使ったそれまで熊本市にはなかった情報共有システムの構築についてお話しいただきました。緊急時の情報ネットワークがいかに大事か、また、その情報ネットワークを災害時にスムーズに利用する為の事前準備がいかに重要かが分かりました。
り災証明書の発行は被災者の復旧・復興支援の窓口ということで、り災証明書を、いかに正しく、スムーズに発行するかという課題を解決する為のシステム構築を行った内容を報告いただきました。
また、くまもとRねっと(Office365による本庁、各避難所間の情報共有ネットワーク)について触れた上で、情報共有システムの今後の展開と、必要性についてお話しいただきました。
次に、「福島で被災した子どもたちの支援活動」 について、東日本大震災の被災地福島で、ICTを活用して外で自由に遊べない子どもたちを支援する活動を行われている 株式会社Plainnovation 代表取締役 菅家元志 様 にお話しいただきました。年々、子供たちの運動能力が低下傾向にある中、東日本大震災によりさらにこの問題が大きくなっています。運動する場所が減り、健康被害や、肥満児の増加などの問題が発生しています。そのような問題に対しての取りくみ等紹介いただきました。
安全な〝あそび場″ 「PEP Kids Koriyama」 の紹介 。「xbox kinect」を利用したダンスゲームによる運動不足解消のイベントの紹介等、リバくまでの今後の活動の参考になる内容でした。
最後に、リバくまの活動内容を 「リバくま情報ボランティア活動実施報告」 と題して、これまでの活動内容を、 リバくま運営委員の 内山 彰 から報告をいたしました。熊本市総合体育館、益城中央小学校、健軍商店街などで8月に実施した、情報ボランティア「ききなっせ、かたりなっせ」、xbox Kinectを使った健康増進支援、Omoidoriを使ったアルバム写真のデジタル化支援についての振り返りとご報告を行いました。
この活動の中で特に盛況だったのが、このホームページでも紹介しましたが xbox Kinect を使った健康増進支援です。全身の動きをセンサーカメラ(Kinect)で読みとる新感覚ダンスゲーム(Dance Central 3)を利用し、ダンスでの運動による健康増進を目的としたイベントの内容を報告。子供からお年寄りまで参加いただき、一緒に踊って日常生活のストレス発散や、もちろん運動不足解消にもつながったのではないかと思います。 (ホームページ内のページはこちら・・・)
今回の交流会もふまえたうえで、今後の活動を展開していきたいと思っております。ご参加いただいた皆様、おつかれさまでした。